山本昌が見るWBC、侍ジャパン。「メンバーは過去最高、世界最高レベルになる」
いよいよ始動する侍ジャパン。雪辱を胸に、どんな戦いを見せるのか。そのポイントは。
■侍ジャパンのキーマンは……挙げられない
これほどの最強チームですから、「キーマン」を一人あげることができません。
投手陣は大谷翔平選手の仕上がりがカギになるのかもしれませんが、15年に行われたプレミア12と違いWBCには球数制限があります。いくら大谷選手が絶好調と言っても、完投できなければほかの投手たちの頑張りが不可欠となります。
野手に関して言えば、日本でのプレー同様、普段のパフォーマンスを発揮してくれさえすれば海外の好投手たちを打ち崩すことだって難しい話ではありません。魅力的な選手が大勢いますしね。2年連続トリプルスリーの山田哲人選手がいてセ・リーグ二冠王の筒香嘉智選手がいる。さらに、広島の菊池涼介選手、巨人の坂本勇人選手、パ・リーグ打点王の中田翔選手、去年にシーズン最多安打記録を塗り替えた秋山翔吾選手……。名前を挙げただけでもワクワクしてきます。
来年のWBCでは、野球ファンのみならず、日本国民のみなさんにも、私のようにワクワクしながら試合を見てほしいな、と思っているんです。「侍ジャパンはこんなに面白い試合をするんだ」。ひとりでも多くの方にそう感じてもらえれば、来年の大会はもちろん、4年後の東京オリンピックも大いに盛り上がるでしょうね。
【侍ジャパン強化試合メンバー】
○投手
11 菅野 智之(巨人)
12 秋吉 亮(ヤクルト)
15 宮西 尚生(日本ハム)
16 大谷 翔平(日本ハム)
17 藤浪 晋太郎(阪神)
19 増井 浩俊(日本ハム)
24 山崎 康晃(DeNA)
20 石川 歩(ロッテ)
26 石田 健大(DeNA)
28 野村 祐輔(広島)
29 大瀬良 大地(広島)
30 武田 翔太(ソフトバンク)
34 岡田 俊哉(中日)
41 千賀 滉大(ソフトバンク)
47 田口 麗斗(巨人)
○捕手
22 小林 誠司(巨人)
27 大野 奨太(日本ハム)
37 嶋 基宏(楽天)
○内野手
3 松田 宣浩(ソフトバンク)
4 菊池 涼介(広島)
6 坂本 勇人(巨人)
9 中島 卓也(日本ハム)
13 中田 翔(日本ハム)
23 山田 哲人(ヤクルト)
○外野手
1 内川 聖一(ソフトバンク)
7 中村 晃(ソフトバンク)
25 筒香 嘉智(DeNA)
51 鈴木 誠也(広島)
55 秋山 翔吾(西武)
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